思いはどっちに向いている?

先週、芸能人がピアノ対決するテレビ番組を見ました。

以前からわりと好きで見ているんですが、

出演者の緊張感がビシビシ伝わってきて気楽に見ていられるはずのこちらも息をするのを忘れて演奏を見守っていることもあります。


さて、最近はこの番組を見ながら感じることがあります。


それは、

心に刺さる演奏と、そうではない演奏の違いってなんだろう?

ということです。

(私、個人の感想です)


というのも、出演者の方々はピアノのエリートで、

音楽大学在学中だったり卒業生だったり、

コンクールで入賞経験があったりと

素晴らしい技術の持ち主ばかりが登場してくるのです。

息をのむほどの超絶速い指の動き、

一つ一つの音の綺麗さに感心したり

皆さん素晴らしい演奏なんです。

ここまで弾けるようになるにはどれだけの努力と苦労があったことかと

演奏者の方々には尊敬でいっぱいです。


ただ。

技術の素晴らしさと心に刺さるということは必ずしも比例しないんだな、

ということを見ていて毎回感じるのです。


その尊敬にプラスされて、

心から

ウキウキ、楽しくなって、

何だか踊りたくなっちゃって、

また聴きたい

もっと聴きたい

いろんな思いが溢れてくる

そんな演奏者がいるんですよね。


心に刺さってくる、

心が大きく動く

っていう感覚。


この違いって何だろう?


それを考えた時に気づいたのは

思いがどこに向いているか?

ということです。


出演者が一番を目指す番組なので、

本来はそれが本当の姿だと思いますし、

否定するものでもありません。


でも。


勝つことに一生懸命になっていて

自分に思いが向いている人と、


聴いている相手に楽しんでもらいたいと

相手に思いが向いている人。


この違いが、心に刺さるかどうかなのだと思います。

『あなた』に向かって、

♪楽しもう

♪笑って

♪元気出して とか、


言葉だけでない思いを向けてくれているかどうかを

人は敏感に感じるものです。


そして、我が身を振り返ってみたら、

 人からどう思われているかな?

 この前の講座でうまく話せたかな?

 いい反応を得たいなぁ。

 他人と比べて、私は全然ダメだなぁ。とか。

思いが自分にしか向いていない~~。

(/ω\)キャー


それじゃ、何も起こらない…かもね。


思いはどっちに向いている?

簡単そうで、難しい。


思いを相手に向けるとはどういうことなのか、

それを考えたら何ができるのか。


そして、一緒に心が動いたら、とても素敵☆彡

K&A counseling

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