認知症について介護の仕事をして思ったこと④ そうは言っても編

※過去記事を加筆修正しました


認知症の進行によっては

社会生活、日常生活に支障が出てきます。

でも、これまでに積み重ねてこられた

経験や社会性の全てを失ってしまうわけではない

ということを

介護の仕事を通じて知ることができました。


ただ。

そう思えるのは仕事だから、

かもしれません。

介護職が接するのは

その方の24時間、または一週間のうち

ほんの数時間であったり数日であるし、

職場を出れば自分の生活に戻れるのですから。


ほぼ24時間365日の家族介護となると

『そうも言っていられないのよ』

という声があがるかもしれません。


たとえ家族だとしても、

疲れるし怒りたくなることも

泣きたくなることもあると思います。

そして。

ちょっと小声で。。。


そうは言っても・・・です。

今までちょっとイイ人っぽく綴ってきましたが、

終始イイ人として

仕事ができていたわけではありません。


仕事なので

認知症だからといって・・・

と言えるし


仕事といえども・・・

ということも数知れず、です。


認知症の有無に関係なく、

利用者さんの言動に

腹立たしく思ったことも、

傷ついたことも、

しんどいよ~~ぉと思ったことも、

一度や二度の話ではないです。


くぅぅ。我慢(TДT)

もちろん思い出して癒される

出来事は沢山あります。


けれど

そこはそうは言っても・・・


たとえ家族だとしても

仕事といえども

疲れるし

腹立たしく思うこともあります。


そして

そんなふうに思ってしまったことに


罪悪感をおぼえ

苦しく思うことも

あるのではないでしょうか。


罪悪感は

一人で抱えないでいて欲しいと思います。


それは

真剣に向き合えばこその思い。

私自身が介護の仕事で苦しさを抱えていた経験から


介護を頑張る人にこそサポートを 


という思いを

カウンセリングの軸とし、活動をしています。


自分自身の日常生活を諦めないために


しんどいけれど、

ちょっと面白いことのある仕事を

心身が元気で続けられるよう


そのお手伝いができたらとても嬉しいです。

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