介護のお仕事中にいただいた『迷』言①
認知症の方の1対1の介護中
言われました。
『あなたは天国の一番いい所に行ける』
天国に行ける
ならよくありそうな台詞です。
"一番いい所"って言われましたよ。
どんな所だと思いますか??
なんだか
その表現が可笑しくて
笑ってしまいました。
明るくて暖かくてほんわかした
イメージが浮かんできたので
勝手な解釈ですけど
これは最上級的な褒め言葉だ
とありがたく受け取りました。
ただ、私自身はといいますと
"天国の一番いい所"とは
対極にあるようなタチなのです。
なんなら
このままだと
地獄に行くことになるから
精進しなさい
と言われた方が
しっくりくる人間なのです。
(自覚あり)
だから
嬉しさ半分、気恥ずかしさ半分の
くすぐったい気持ちになりました。
この方はもともと
ユーモアのセンスの
ある方だったのだと思いますが
認知症であっても
ユーモアは失われないんだな
ということを改めて
気づかせてくれたように思います。
私が担当でなければ
もっとよりよい時間を過ごせるのでは?
という思いは常にあったので
受け入れてもらえたような
認めてもらえたような
そんな気がして嬉しく思いましたし
何よりもユーモアに笑わせてもらって
とても幸せな気持ちになりました。
人を幸せにするって
大きな何かをしないといけない
というわけではなくて
日常生活のちょっとした出来事なんだな
って思いました。
私には大きな力は決してないけれど
疲れた誰かが
私との出会いにちょっとでも
幸せを感じてもらえたら・・・
と、この出来事を思い出して
心新たにした次第です。
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