家族の介護と心のケア
何故
介護する側への支援は
薄いんだぁ!?
もう数年も前になりますが
夫が病気入院していたことがありまして。
今はすっかり元気ですが
入院が長引いていて
毎日面会に通っていた時期があるんです。
看病、介護される側には当然ながら
主治医、看護師
リハビリ療法士
ソーシャルワーカー
ケアマネージャー、ヘルパーなど
頼れる人は沢山います。
私には頼れる人はいないなぁ
とちょっとだけ思っていました。
医療・介護従事者は
介護している家族にとっても
頼れる存在ですが
頼って良いものだろうか
と思ってしまったのです。
皆さん忙しそうだし、って。
先の見えない介護において
何だか社会から
切り離されていくような感覚
時間制限なしの看病、介護による
心身の疲労
人の善意を素直に受け取れない罪悪感
悪意無き悪意(ヤヤコシイ…)への疲労 etc.
仕事柄、自分自身のすべきことや心を
少し俯瞰で見ることはできていた
と思っていたのですが
様々な事柄に出くわし
小さな積み重ねから
孤独感が生まれていくのだと
実感しました。
ただ寄り添ってくれる人がいたら・・・
そう感じていたような気がします。
思った以上に心身が疲れていたことに
後になって気づきました。
夫は長期の入院期間ではありましたが
幸いにも元気に職場復帰し
私の心も時間をかけ
そして薄皮を剥ぐように
日常に戻っていきました。
当初のことを思い出す度に
こんなこと聞いてくれないかな?
こんなこと話してみたいな。
と思いながら介護を頑張っている人の
お手伝いができたら良いなという思いが
現在の活動の原点のひとつです。
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