介護ブログではないのですが・・・
ちょっと熱が入りまして介護ブログみたいになっております・・・。
誰かに勇気を与えることができるのは、
誰かを笑わせることができるのは、
認知症のない人だけでしょうか?
答えは『否』だと思っています。
認知症といえども、
時折見せるちょっぴりダークな部分(?)に何度もクスっと笑わせてくれた方がいます。発言も口調もユーモアにあふれていて面白く癒されることもしばしばでした。
ある方は、一人暮らしに困難が増えてきて施設入所が家族の判断により決まりました。
この施設入所に関して本人には家族から説明があったかもしれませんが記憶するのは難しいです。
が!入所する前日、いつもと違う口調で私に言いました。
明日家族が来るの
私を何処かへ連れて行こうとしている
年齢的に定期的に通院されているし、家族からは本人に施設入所の件は口止めされていたので
かかりつけの病院に連れて行ってくれるんじゃないですか?
と答えたのですが、
あら~~!あなたうまいこと言うわね~~!!
と笑い飛ばされてしまいました。
たとえ施設入所のことを忘れていても、
何かを鋭く感じ取っていたり、
何かを見透かしていたり、
『何もできなくなった(分からなくなった)困った人』と侮るなかれ、です。
認知症と言っても、『何もできなくなった困った人』になってしまうわけではありません。
認知症の進行によっては社会生活、日常生活に支障が出てきますが、これまでに積み重ねてこられた経験、社会性の全てを失ってしまうわけではないことを介護の仕事を通じて知ることができました。
それを少しはこのブログで伝えられていたらいいなと思います。
それにしても・・・
相手の経験と人格をちゃんと尊重できていたかしら?
実は当時の仕事ぶりを振り返り中です。
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