カウンセリングの使い方~カウンセリングなんて関係ない?編

突然ですが、

『燃え尽き症候群(バーンアウト)』という言葉を聞いたことはありますか?

今まで熱心に仕事に取り組んでいたのに、まさに急に火が消えたように意欲低下した状態になってしまうことで、介護や医療の現場で多いといわれています。


たまたま『燃え尽き症候群』に関する記事を改めて読んで

何だか私にも当てはまる!

と感じ、いろんなことが腑に落ちたような気持ちになりました。

その記事を読んだ印象がそうであって、もちろん相違点はあるので必ずしも『燃え尽き症候群』であると断定するものではありません。

”腑に落ちた”のです。


介護の世界に入って10年少々。様々な経験をしました。

それまでの事務職と比べて桁違いなくらい学びはもちろん、大変なこともシンドイことも楽しいことも多い日々でした。

そして新たな世界に挑戦する為に介護の世界を飛び出すことにしました。

ポジティブな退職です。ただ一方で退職間近の頃は体よりも精神的に疲れを感じていました。

たしかに自覚はあったのです。どうやら自覚していた以上に疲弊していたようです。

倒れる直前ではなく、倒れる三~五歩くらい手前の位置にいるものと思っていたのですが、実際はもう倒れる寸前だったみたいです。

離れてみて初めて気づきました。

心理学を勉強していてもこんな感じです。


さて、本題です。

自分自身がその真っ只中にあると気づかないものです。

『大丈夫』と思っているんです。

『頑張らなければ』と思ってしまうんです。


仕事、人間関係、家庭の悩みなど相談できる人はいますか?

同僚、家族、友人・・・

愚痴を聞いてもらってスッキリするかもしれません。

アドバイスをもらって『なるほどね』と思うこともありますよね。

でも。

時々ないですか?

  いつの間にか別の話になったり(変えられたり)、

  何故か相手の愚痴を聞く側になっていたり、

  私の方が大変なのよ、

  もっと大変な人はいるものよ

  仕事ってそんなものよ、って言われたり、

  努力が足りないなど説教された etc.

Σ( ̄□ ̄|||) Σ(゚д゚lll)ガーン


困った時、疲弊した時にカウンセリングを利用してみても良いのかも。

と、私は思っています。


~カウンセリングなんて関係ない?編~


カウンセリングって

  心に疾患がある人が行く所、

  すごく悩んで、どうにも持て余した結果に行く所、

  何なら、ひっそり、こっそりと家族、友人、会社にも内緒で行く所、

とか思っていませんか?だから自分には関係ないって。

ここ数年で『カウンセリング』『心のケア』が身近な言葉になりました。

言葉は身近ですが、利用するとなるとまだ遠いもののように思われているかもしれませんね。


私たちの心は目に見えないので、どれだけ疲れているか、どれだけ傷ついているか分かりません。思った以上に疲れ、傷ついていることもあります。

なのに気付かなかったり、気付いていても気付かないふりをしたり、そうせざるを得なかったり。それを続けていると心はどうなっていくのでしょう。


カウンセリングって、

肩の荷を下ろして、背負っている荷物の整理をする。

そして、悩みの『見える化』をする。

と、私は考えます。


長くなりましたので、

次回『カウンセリングの使い方~カウンセリングって何?編』に続きます。


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